【また唆される…】
自作仲間にオリジナルを端折って作ったというMini-Whipを見せていただいた。
回路図も頂いたので、帰宅後にブレッドボードで同じものを組んでみる。動作確認するため電源を入れてみたところ、中波放送が強烈に入感。プリアンプを切っても+20で入感している。屋外のシールドループよりも強力。まだアンテナがついていないのに…。コレは凄い。
これほど微弱な信号をローノイズにピックアップ出来るということは、高インピーダンスの電圧計を作る。 の入力回路にも使えるかも知れない。
潜水艦の映画が頭に浮かぶ。深く潜るときに使うブイ(浮き)アンテナと言うのがあるようだが、VLFアンテナが実際に有効なのは海面下数mと聞いたことがある。波長の1/1000とか1/10000という程度だろうから、同じようにハイインピーダンス…建設的でないので省略。
どこのサイトか失念したが、都内からSAQの受信レポートが上がっていたのもMini-Whipだった覚えがある。少々カジッて見る必要がありそう…。
また…作りかけが増える。
【更に端折ってみる】
デバイスや定数は違うが、頂いた回路図と同じ状態から更に端折っていく。
今回使ったデバイスはJ310や2SK544と2SC945/2SC1906/2SC3355で、どの組み合わせも劇的な変化は感じられない。一番検討したのは、J310と2SC945×2の組み合わせだろうか…2SC3355は一番美味しいところで発振してしまって少々ノイジー。J310と2SK544では、544の方がSは振るがノイズも多い感じ。
今回は十分強い信号でテストしたが、屋外のアンテナでも聞こえるかどうかの信号でテストをしてみなければ…。
全ての組み合わせで電圧が9Vを超えるとゲインの低下が見られる。
【腰を据えて…】
受信用アンテナ端子を他の実験に使っていたので、正面に引っ張り出して準備。
Mini-Whipオリジナルと思われる回路図も送っていただいたので、2組を並行してデバイスや定数の変更をしてみているが、やはり10V辺りで発振気味になるし、それを超えた辺りからゲイン低下を認める。8〜9Vの間がベストなもよう。消費電流は50mA。
【電源の供給】
CAT7使用 同軸ケーブル4本をまとめる共用器 受信用 の屋外の方を一部改造する。屋外の電源が12Vと24VのためレギュレーターはMini-Whipに内蔵する。以前RFCが起因の感度低下の話があったが、この構成なら案ずることはないと願う。
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