ここでは、専用フィルターが入手できない場合の対策を考えてみるが、少し高くても良いのなら、株式会社ソラチ・クォーツ 等に「特注したらお幾らになるか」メールで尋ねてみれば良いと思う。
その際には、中心周波数/-6dB帯域(通過帯域)/-60dB帯域(阻止帯域)/入出力インピーダンス/何に使うか位は書いてから問い合わせしないと、メールを何往復もすることになる。他の水晶メーカーだが、実際に特注に応じてもらえた例も、対応してもらえなかった例も知っているが、”断られるケース”も”嫌がられるケース”も情報の量が圧倒的に足りないという印象だった。
似たようなケースでは、先日オークションの質問で「アマチュアのフィルターを交換するのに使えますか?」という質問が来たが、どう返答すべきか考えている間に終了した。
手元に本体があるわけではないし、回路図は入手したものの全体の結線が不明な部分もある。分かる範囲で進めていく。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiQvVc1gXAvTTvQK1f_WyluLaXwbpBjhjEFXqLXb40Pne2Hxv5k-Up0fSfiL7u4Y1NILjRC8xKlVqvzaZSDFT7Fs7GCnKpuvk4MJVCxLrNxa2QPIuOr7YRkHgc36bBVatlG7GOs94m0bhY/s200/04-2.png)
8.8MHzから455kHzに変換してセラミックフィルタを通過後8.8MHzに戻してX’Fのところに入れてやる。
信号の取り出しはRFユニットのQ9のエミッタからでいいかな?
FMユニットの水晶を抜いて利用する。AM・FMの受信時のみ電源を供給する。局発のレベルは結合するコンデンサで調整する?
現状では送信はフィルター無しの状態のままパスさせる。
※信号の向きを逆にするリレーの記載忘れあり。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiC4HHbBJkkd1kYSKlrpkQ4P15em5_Ss66hZZxckxQAQCtppQu6mdzcAIfVXd7RJIuhlW8USaXTBZsdJf92_pmSbhZuWVB9Q_ye56_5yUXm0NctHrxTGqCnENLMuIbKGRDcSpMoqAXUqGk/s200/06+halflattice.png)
私は記憶にないのだが、以前知人に「思い付きだけどTS-820のフィルターを移植していじってみたら?運が良ければトリマー1個で…」と告げたことが有るらしい。
TS-820の回路図を入手してみたところ、確かにIFユニットにX'tal2個のフィルターが存在している。TS-820の中間周波数は8830KHzでTS-660は8831.5KHzなので上側を広げて対応したのだろう。以下省略。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjEkimk17nmBqg161hSMxAbrC1a7KB8Ma0-9NX33HGQAi04Ki4msPCZx_b1KRtLdKJS2Q84psuvoHlUhxVu8-eijH5LnxluLzQQF_bsjPQUMdsf4bkS4jq19nfMAuXcAJVeEuO9QqZ5nwg/s200/05_JFET.png)
TS-660のX'Fは送受信で信号の通過する方向が変わるのでJ-FETの可逆性を利用する方法が考えられる。本体に収まらない予感。
【第三案】
送信はマイクアンプにLPFを入れて、X'Fはスルーさせる。受信はデュアルゲートのFETで455KHzに落としてセラミックフィルターを通過させて8.8MHzに戻す。
0 件のコメント:
コメントを投稿