2018年4月23日月曜日

TS-660 純正AMフィルターの代わり

 TS-660のDBMを1N60から他のシリコンDiに変更したら送信出力が増えた件は他のページで…。


 ここでは、専用フィルターが入手できない場合の対策を考えてみるが、少し高くても良いのなら、株式会社ソラチ・クォーツ 等に「特注したらお幾らになるか」メールで尋ねてみれば良いと思う。
 その際には、中心周波数/-6dB帯域(通過帯域)/-60dB帯域(阻止帯域)/入出力インピーダンス/何に使うか位は書いてから問い合わせしないと、メールを何往復もすることになる。他の水晶メーカーだが、実際に特注に応じてもらえた例も、対応してもらえなかった例も知っているが、”断られるケース”も”嫌がられるケース”も情報の量が圧倒的に足りないという印象だった。
 似たようなケースでは、先日オークションの質問で「アマチュアのフィルターを交換するのに使えますか?」という質問が来たが、どう返答すべきか考えている間に終了した。



 手元に本体があるわけではないし、回路図は入手したものの全体の結線が不明な部分もある。分かる範囲で進めていく。

とりあえず、回路図を見て思いついた分だけ。
8.8MHzから455kHzに変換してセラミックフィルタを通過後8.8MHzに戻してX’Fのところに入れてやる。

信号の取り出しはRFユニットのQ9のエミッタからでいいかな?
FMユニットの水晶を抜いて利用する。AM・FMの受信時のみ電源を供給する。局発のレベルは結合するコンデンサで調整する?

現状では送信はフィルター無しの状態のままパスさせる。

※信号の向きを逆にするリレーの記載忘れあり。



【無責任な…。】
 私は記憶にないのだが、以前知人に「思い付きだけどTS-820のフィルターを移植していじってみたら?運が良ければトリマー1個で…」と告げたことが有るらしい。
 TS-820の回路図を入手してみたところ、確かにIFユニットにX'tal2個のフィルターが存在している。TS-820の中間周波数は8830KHzでTS-660は8831.5KHzなので上側を広げて対応したのだろう。以下省略。


【第二案】信号系にリレーを入れない方法
 TS-660のX'Fは送受信で信号の通過する方向が変わるのでJ-FETの可逆性を利用する方法が考えられる。本体に収まらない予感。
 

【第三案】
 送信はマイクアンプにLPFを入れて、X'Fはスルーさせる。受信はデュアルゲートのFETで455KHzに落としてセラミックフィルターを通過させて8.8MHzに戻す。



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