【ダブル・シングル・バランスド・ミキサー?】
送信側と受信側のDiの向きが逆なので、送信側のDiがオンになっている間は受信側はオフになって、受信側のDiがオンになっている間は送信側のDiはオフになる。例えて言うなら中間周波数が455KHzならば毎秒455000回送受信を繰り返す…と考えて良いと思う。
送受信両方の回路が同時にオフになるタイミングは在るが、同時にオンにはならない。しかし、厳密にはバイアスが発生してからDiがオンするまでとバイアスが無くなってからDiがオフするまでの遅延はあるので、使用する周波数などから相応のDiを選ぶ必要が在ると考える。
【Diスイッチのタイミングと局発のレベル】
本来のSBMは、局発の信号がDiの逆方向に電流が流れるタイミングでは無効電力になるが、送信側と受信側のDiが反対向きになるような配置にしたので、本来無効電力だった分を利用するので、多少のロスはあっても局発のレベルを極端に上げる必要はないと思われる。
【アイソレーション】英語で書くとIsolationらしい。絶縁と言うこと。
理屈からすると、トランスのバランスが取れているなら常識的な範囲でアイソレーションは取れる。はず。
赤は局発、緑はマイク入力(変調)、青は受信信号(検波)だとして…と書くまでもなく、トランスの両端に同相信号を入れる(平衡入力)と打ち消しあって他の巻線から出力されることはない。そのため送信のミキサーと受信のミキサーのトランスを一緒に巻いても問題は起きない。はず。
【トランスの統合】
信号の流れはDiが切り替えてくれるのでトランスを統合することを考える。Diの個体差もバランスのネックになると思うので、経路ごとに調整が出来るようにすると便利。Diを多段接続すれば大きな入力にも耐えられるし、アイソレーションも良くなるかと。
0 件のコメント:
コメントを投稿