●QRP SHF計画


実験だけにとどめる。実戦配備を考えていない。

【1m超のディッシュ】
 以前マンションの解体現場で頂いた。マウントも巨大。焦点を出さなければ…。カーブが緩いので焦点距離が大きなものになるかもしれない。

 自宅のWi-Fiを5GHz(802.11ac)に固定したので5.6GHz以上のバンドに手は出さないと思っていたが…。2.4GHzではさほどGainは取れないだろうから、やはり5.6GHz以上のバンドということになるだろうか…。



【アンテナの焦点探し。】
 衛星用のオフセットタイプを流用(アマチュア無線に転用)する場合、どう使うのが一番り理想的なのだろう…。
 アルファベットの位置が焦点として…センターフィードなら(A)のようになると思うが、流用元がオフセットタイプなので(B)若しくは(C)だろう。
 
 モノが大きすぎて寸法放物線の角度を測るのも容易ではない。当初(C)の可能性も考えたが、壁に押し当てて壁から反射器外周までの距離をコンベックスで測ってみたら、上下左右共同じ距離なので(B)だと思われる。流用する際に仰角は必要ないだろうから(B')を前提にする。

 現時点でアナログな手法しか思い浮かばないので、ビーコンを受信した信号強度を元に微調整しようと思う。屋外での作業になるので、TCXOを逓倍するビーコンをハンディで受信するのが一番現実的と思う。SHFである必要もないと思うが反射器の大きさと波長の関連もあるだろうから、持っている装備だと1.2GHzで実験することになる…か。


 ディッシュを玄関前に借り置きし、スキャニングレシーバーでキャリアの出ている業務局や放送局の信号を受信しながら焦点を探ってみたところ、1mも離れていない所に一番メーターの振る場所がある。予想外。







【輻射器】
 フィードホーンの代わりに、ダイポールを直付したコンバーターを設置しようかと考えていたら、通販でログペリを発見。古い雑誌でも見た覚えがある。


 上のログペリを見て…。銅棒と真鍮パイプで同軸管を作って、ディッシュの中央を通せば焦点の微調整も容易になる(これも雑誌にあったかもしれない)と思うが、コネクタの方向が理想とは逆なので…修正が利くものなのかわからない。







トランスバーター部

 オフバンド可能なTM941を活かすために、GPS同期発振器を使ってPLLで500MHzの局発を作ろうとした残骸が何処かに転がっている。はず。
 組み合わせを430/1200/1200に変更したTM941を親機に、2.4GHz(500MHz×4+430)、5.6GHz(500MHz×9+1200MHz)、10.24GHz(500MHz×18+1200MHz)を考えていた。
 今回は簡易(小規模)な親機を作って+トランスバーターという組み合わせで1波で十分と思っている。




【プラン】
 多チャンネルは必要ない。

・5.6GHz:5760.000MHz

・10GHz:10240.000MHz


【周波数構成】
 GPS同期発振器の出力を50逓倍して500MHzの局発にする。各々合計11逓倍分と20逓倍分を2段のミキサに分けて変換する。
260MHz+(500×3)+(500×8)=5760MHz
240MHz+(500×4)+(500×16)=10240MHz



【SHF増幅用トランジスタ】
 ミキサや逓倍段を終段として申請出来ないとのことなので最低でも1段は増幅段が必要。
 手元にあるSHFで使えそうなモノは…FHX05・FHX06・FHX35は使いきったはず。改めて確認するとFHX76とNE3210S01の他にMGF1302やMGF1303などを入手してある。

【周波数構成2】
 逓倍混合を用いることでLocal_Oscillatorで扱う最高周波数を下げる案。

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