2017年10月18日水曜日

AF-PA お気に入りのuPC2002 枯渇する前に代替を探さねば


 少々前のことだが、ジャンク屋に並んでいたMCAをバラすと必ずと言えるほどuPC2002が出てきた。少々使いにくいところもあるが、数百円のジャンクから外した物だし、受信機に使うには心地のいい音だと思って使い続けた。いよいよ入手難になったと思ったら秋葉原の有名店で取り扱いが始まり、私にとっての標準デバイス。

 巷ではあまり好んで使う方も居られないようだし、枯渇するのは相当先のことではないかと思っている。ただ、予想を裏切り突然入手難に陥ることは他のデバイスで経験していることなので、代替を考えてみることにする。TDA2002やLM383は互換デバイスのようだが、私のテリトリーでは入手できない。

 何処から得た情報か失念したが、uPC2002はLM383のセカンドソースだと思っていたのに、uPC2002からLM383に差し替えたところ音が良くなったという事を知人に聞かされた。出来れば聴き比べてみたいと思ったが、他の方の修理を手伝った時の話で何を直したかまでは記憶に無いとの事だった。


追記

 LM383のセカンドソースと言うのは私の勘違いだったようだ。私のテリトリーでは入手できないので調べもしなかったが、たまたまWebで見つけたデータシートをには全く違う等価回路がのっていた。
 たまたまピンコンパチブルだったのと、そもそも耐圧も出力も倍もあるデバイスのようなので偶然起きたことなのだろう。使い続けても問題ないであればそれも一考だと思う。単電源でないICなので、抵抗数本で+入力に仮想GNDを与えれば何でもOkとも考えることが出来るかも知れない。


 知人にHT82V739という聞き慣れないデバイスを教えられたので少々調べてみたところ、とても評判は良い模様。ところが残念なことに動作電圧の範囲が低過ぎて勝手が悪い。
 革命アンプの話題も挙がったが、386では少々出力が足りないし、新たに380には手を出すべきではないと思う。

 uPC2002の代わりになるようなモノはないものだろうか…。


【TDA2003】
秋葉原の有名店で@100円

電源電圧8〜18V
Po=10W (14.4V RL=2Ω)
Po=6W (14.4V RL=4Ω)

Distortion=0.15% (Po=0.05 To 4.5W RL=4Ω)
Gv=80dB (f=1Khz)


【TDA2030L】

秋葉原の有名店で@60円

電源電圧範囲:±6V~±18V
無負荷時消費電流:40~60mA
周波数範囲:10~140000Hz
(POUT=12W、RL=4Ω、GV=30dB)
出力:12~14W
(d=0.5%、GV=30dB、RL=6Ω、f=40~15kHz)
入力インピーダンス:0.5~5MΩ

手頃な価格だが両電源のため私の環境には不向き。


【SANYO LA4225】

秋葉原の有名店で@100円

電源電圧範囲:5〜22V

 モールドパッケージのもよう。ピンピッチが2mmというのが玉に瑕。でもupc2002ほどは狭くはないから少々足を曲げて(広げて)使うのも良いかも知れない。
 入手したLA4225のデータシートにはT.H.D.対出力のグラフがないので実際に聴いてみないとわからないが、uPC2002は13.2VPo=4.5W/RL=4Ω/T.H.D.=10%と書かれているので同程度の物と思って使って見る価値はあるかも知れない。が、これも既にディスコンなわけで流通分が無くなれば入手難になるだろう。



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AF-PA お気に入りのuPC2002 枯渇する前に代替を探す②



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