2018年2月3日土曜日

ラッチングリレー 駆動回路 ③2巻線ラッチングリレーのやんちゃな実験構想




現在3種類のラッチングリレーを入手している。

左 NRSLD-3V 高感度 1巻1c
中 DS2E-SL2-12V 高感度2巻2c
右 DS1E-ML2-DC6V 標準2巻1c


 2巻線のDS1E-ML2-DC6Vは左図のようになっていて、①〜⑥間を倍の12Vで駆動すると単純に1巻線と同じように使える事は実験して確認した。

本題に入る。
2巻線のラッチングリレーの場合は押す力と引く力を同時に発生させれば、もっと低い電圧(少ない電流)でも動作するのではないかという考えが浮かんだ。


DS1E-ML2-DC6V は最低動作電圧は定格の70%4.2Vだが、直列時はどうなのか調べてみる。
 実験用電源を使って1-6ピンに+ーを入れ替えながら電圧を下げていき、どの程度まで動くのか試してみた。徐々に電圧を落としていくと4Vまでは大きな音で動作したが、3Vではか弱い音しかしないというところまでは確認できた。2つのコイルを同時に使う効果はとても大きいようだ。
 コイルの抵抗値は@100Ωなので直列接続した状態での消費電流は、計算上5Vで25mA、4Vで20mA、3Vで15mAとなる。



 さて、以前話題になった秋葉原の有名店で売られているラッチリレーのコイル抵抗は130Ω(実測)と書かれているので、コイルのマイナス同士を接続して直列にすれば、消費電流は計算上20mA以下になるのでロジックで直接駆動可能な範囲になる。



ラッチングリレー 駆動回路 ① 超小電力量の恩恵にあずかる
ラッチングリレー 駆動回路 ② もっとシンプルに
ラッチングリレー 駆動回路 ③2巻線ラッチングリレーのやんちゃな実験構想
ラッチングリレー 駆動回路 ④ フリップフロップ
ラッチングリレー 駆動回路 ⑤ ラッチが外れてステータスが変わるのを防ぐ
ラッチングリレー 駆動回路 ⑥ ロジックよりも高い電圧のリレーを直接駆動する構想。

まとめページ
ラッチングリレー駆動計画 Latching relay drive circuit

0 件のコメント:

コメントを投稿