2019年8月28日水曜日

TK14590V Vcc1.2V FMIFsystem 74.4Hz サブスケルチ


送信部を撤去した業務機にて。
シャックでは安定して使用できる。
NE567 NJM567 xx567 74.4Hz トーンデコーダー では、受信した信号が弱くなると不安定になる傾向がある。家で安定した信号を受信しているなら問題ないが、移動中は全く役に立たない事もあるので、別な方法を考えることにした。




 幸いなことに、私が受信しようとしている信号は、通常74Hzのトーンを送出し、アナウンス時にトーンを止めるというフォーマットなので、アマチュア局で例えると送信が終わるとホワイト・ノイズが発生するのでスケルチで…。となるのと同じと考えることにし、30KHz付近を検出する従来のスケルチ回路を真似た74KHzのスケルチ回路を追加する方針で。

【74.4Hzサブスケルチ ふたつ目のスケルチ機能】
 ホワイトノイズ用のスケルチは30KHz付近を検出するが、これは74Hz付近を検出する、既存のスケルチへの追加機能になる。

 回路そのものはホワイトノイズのと全く同じで良く、直列共振回路と並列共振回路の定数が74Hzというだけのもの。(古いリグで復調前に検出しているものは同じ場所から検出すると機能しない)

 故に、この回路を全部作るのではなく、Diの先あたりで既存の回路に合流させるほうがスマートだと思う。既存の回路がマイナスで検波していたら、Diの向きを逆にすればいい。既存のスケルチ回路と相談。

 外付けにするのは構わないが、74Hzはスピーカーには出てこないので、検出するのは検波直後でなければ、役に立たなくなる可能性大。
 停波することはないのだから固定で受信するなら本来のスケルチ機能は不要とも言える。専用受信機なら既存のスケルチ機能を74Hz用に定数を変更し、無くなったスケルチ機能はSメーター回路に連動させるようにするのもアリかと。

 ハム音の出ている受信機に内蔵させると反応して音が出てこなくなる可能性があるので、対処をしてからにしたほうがいい。

 と、ここまで書いたが、計算上LCの数値は100mHの時に45uF以上になるので非現実的。秋葉原で100mHは入手可能だが、45uF分のフイルムコンデンサが目の前に有るならともかく、新たに準備するのはどうだろう。参考にならないが、ST-32のインダクタンスは10H以上あったと思うので、共振容量は0.45uF以下で足りることにはなるが…。別な方法を考えたほうが利口かと。



【OP-AMPでBPF】
 CRのフィルターはLCのそれと比べてブロードになりがちなので、Qを高めに設計しないと…。関わるCRは精度も要求されると思われる。が、74Hz…。xx567の時も5%程度の精度の部品を使って大丈夫だったので、今回も…。

 xx567のPLLでロックするのとどちらが…と天秤にかけるまでもなく、動作の安定度という点でOP-AMPの方が手堅いと思うが如何に…。

などと書いたが、昨日74.4Hzのデコーダーを頼まれOPAMPでの実証ができていないため567で作った。




【専用品】
 手間を惜しむなら市販のリグのトーンスケルチユニットを流用するか、既にディスコンだとは思うが流通しているモノを早めに抑えておくのが正解か…。MN6520自体は500円程度で入手が可能なもよう。クロックの4.194304MHzは秋葉原で入手可能。

パッケージ名が不明でフットプリントが入手できないので、ノギスで測った数値を頼りに作成。









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