2019年12月29日日曜日

検波用ダイオード 高効率。

【HN2S01FU】リンク
 高周波電圧計のRFプローブに内蔵する検波用ダイオードを探していて偶然見つけた。秋葉原にて入手可能。
 ゲルマニウム・ダイオードとは比較していないが、手持ちの1SS108やRB721Q-40よりも遥かに低い電圧が検出できた。ただし、10V辺りで頭打ちになったので今回作っている高周波電圧計には採用しなかった。ゲルマニウムラジオには最適ではないだろうか…。
【HN2S01FUのIF-VF】
 前回の実験の随分後になってから思いついたのだが、一般的に検波用Diは端子間容量は小さいが、このDiは20pFもあるので本来高周波には向いていないはず。しかし前回の実験では1SS108よりも効率が良かったので、高周波という「括り」は必ずしも当てはまらないものだという印象。
【1SS373】
 データシート上でHN2S01FUと同じような特性のモノを見つけて入手した。
 何十MHzという括りでは期待はしていない。455KHzでの検波効率が良ければ受信機の中間周波数で活躍してくれるだろう。


 


高周波電圧計を作る。① 予備実験
高周波電圧計を作る。② 方針変更
金属皮膜抵抗 抵抗値の測定 温度特性
検波用ダイオード 高効率。


2019年12月25日水曜日

AM放送を廃止してFM放送に統合

 AM放送を廃止してFM放送に統合する方向で関連団体と政府が調整に入ったという話を聞いた。令和5年から始められるように、令和3年からAM放送を停止する実験を始める…ような内容だった。冗談だと思ったが現実らしい。

【共同通信から…】
 とうとう来たかという印象。秋葉原の部品屋さんで「FM用ばかりだね」と言う話をしていたら、「FMだけでいいですよー」と店のお嬢さんが言っていたのを思い出す。意味は不明。

 テレビのアナログ放送が終了したのは世間が経験したことだし、個人的にはJJYや灯台放送が停波するのを経験した。海外の短波放送も全滅に近いし数年ぶりに長波を聴こうと思ったら既に廃止していたり…。(ラジオ日経の9MHz台が受信できないと思っていたら休止しているらしい)そのうち放送時間も海外のように1日に数時間と言う日が来るかもしれない。

 思い返すと補完放送を始めた理由にはAMの廃止が含まれていたのかもしれない。テレビのデジタル化の際全てをUHFに移行し、空いたVHFの1〜3chはFM放送の隣だし実際にテレビの1〜3chを受信できたラジオも存在したのだから、補完放送に使うには都合が良かったのではないだろうか…。当時のFM局は補完放送について反対したそうだし、補完放送の送信出力を下げる方向で話が纏まったように聞いているが…以下省略

 思いは多々あるがやめておこう。国会中継を見ていると他人が何か言っても聞く耳も持たなければマトモな回答をする政府でもない。AM放送が無くなった後の楽しみ方を考える方が利口。
 北海道地区に於いてはAM放送を存続させる案もあるようだから、AM-DXといえば北海道の放送局というのが流行るのかも知れない。また、NHKも法律上放送を継続する義務があるようだから、法改正でもしない限りAMラジオが役立たなくなることはないもよう。いや、止めてしまうのかも。

2019年12月18日水曜日

パラボラアンテナ。1mクラスのディッシュ



【1mクラスのディッシュ】
 以前マンションの解体現場で頂いたモノ。マウントも巨大。焦点を出さなければ…。カーブが緩いので焦点距離が大きなものになるかもしれない。

 Wi-Fiの影響を嫌って自宅のWi-Fiを802.11acに固定したので5.6GHz以上のバンドに手は出さないと思っていたが…。
 2.4GHzではさほどGainは取れないだろうし、活用するとなれば5.6GHz以上のバンドということになるだろうか…。


 オフバンド可能なTM941を活かすために、GPS同期標準を基準にPLLで500MHzの局発を作ろうとした残骸が何処かに転がっている。組み合わせを430/1200/1200に変更したTM941を親機に、2.4GHz(500MHz×4+430)、5.6GHz(500MHz×9+1200MHz)、10.24GHz(500MHz×18+1200MHz)を考えていた。

 全盛期に入手していれば…今ではSHFにあまり貪欲になれないが、頭の体操だと思って何か作ってみようか…。




2019年12月13日金曜日

アノードコモン7セグメントLED 駆動デバイス


 CMOSだと4511で駆動する事が多く、TTLを使わなくなるとアノードコモンの出番も少なくなった。7447を売ってない店も増えているので、アノードコモンはTLL時代の遺産と思えてならない。

【Aコモン】
 整理していたら秋葉原の有名店で叩き売りしたときに入手したLN516RAが出てきた。1本も使っていなかった。


【7ch 8ch シンクタイプDMOSトランジスタアレイ】
 TD62003AやTD62083Aはバイポーラトランジスタだったが、これはDMOS FETのため駆動電流が流れないので更なる省電力が可能。先ずはICM7216の周波数カウンターに入っていたTD62003を交換。今後は全てこれに切り替える。



【7セグメント用LEDドライバー TM1637】
 アノードコモン7桁のドライバー。DIPタイプは6桁用のが売られている。



【7セグメント用LEDドライバー TM1640】
 16桁の7セグを駆動できる便利なデバイスが秋葉原の販売店で売られている。が、カソードコモン。

金属皮膜抵抗 抵抗値の測定 温度特性





【抵抗値の測定】
 秋葉原で入手した金属皮膜抵抗をテスターに差し込んだところ尋常とは思えない程数値がバラつく。購入した7種類すべてが同じような状態。
 測定時に流れる微弱な電流でコアの温度が上昇した結果なのだろうと推測するが、これではppmじゃなくて%ではないか…。金皮だからと多少安心していたのに、あまりの酷さに言葉を失ってしまった。これを目盛りがつくものに使うわけにはいかない。




【8.2MΩ 33MΩ 47MΩ】メーカー不明 温度係数不明
 秋葉原に行ったついでに入手した。(上の品物とは別の店で購入)1本あたり数十円〜百数十円
【100kΩ 1MΩ 10MΩ】海外製 +/-100ppm
 100ppmと書いてあるが…。









【国産の金皮】
 俗に言うハイメグの+/-50ppm等は高価で入手できないので+/-100ppmの物になるが、概ねこのような感じだろう。常温で数値がバラつくのでは話しにならない。

6.8MΩ +/-100ppm
4.7MΩ 温度係数不明





高周波電圧計を作る。① 予備実験
高周波電圧計を作る。② 方針変更
金属皮膜抵抗 抵抗値の測定 温度特性
検波用ダイオード 高効率。




2019年12月4日水曜日

分周器



【トランジスタで分周】
 先日のお茶の席で隣になった方に「トランジスタで分周
」と囁いたところ、一瞬考えた後ニッコリ笑って書いて下さった。これを見た時に直ぐには理解できなかったが、左のトランジスタがON/OFF出来る電圧の信号を入れれば成り立ちそう。帰宅してからタイムチャートを書いてみて納得。双安定マルチバイブレーターなんて言葉すら忘れていた。ftの高いトランジスタを使えば専用ICを買わずとも…改めて実験したい。デューティ50%で部品点数の少ない美しい回路。


【7W74で1/2分周】
 面実装部品を使えばDIP変換基板上で構成できる。
 カタログデータは77MHz。




【74HC4017で1/2〜1/10分周】お店の画像を拝借。
 5個で100円。
 デシマルで0〜9までのカウントとキャリーアウトがある。1/2〜1/10の分周が出来る。カウントは0から始まるので、1/2分周する時は出力がQ1でQ2とCLRを接続し、1/9の時はQ8が出力でQ9をCLRと接続。1/10の時はCARRY OUTが出力。リセットしないと全端子が1/10分周になるので、その症状が出たらCLR付近をチェック。

 東芝のカタログデータでは70MHzを超えている。


【74HC4060 1/16〜1/16384】
 14段のFFでとOSCで構成されている。カウンターの出力は4段目からで11段目(1/2048)も出力されていない。

カタログデータでは58MHz。

【74HC4020 1/2・1/16〜1/16384】
 バイナリー14段
【74HC4040 1/2〜1/4096】
 バイナリー12段
  カタログデータでは両者とも73MHz。
・画像の手前側はMOSの4040。分周器として扱えるのは10MHz程度までではないだろうか…。
【74VHC4040】
 機能的にはHC4040と同じで、カタログ上は210MHzとなっているが、仲間内ではマイコンの周波数カウンターにプリスケーラーとして採用した方がいて240MHz辺りまで計測出来たもよう。
 
【74HC390 74AC390】
 BCDカウンター 2回路
・HC MAX84MHz  AC MAX 170MHz
【74VHC393】
 4ビットバイナリーカウンター 2回路
・MAX170MHz



 カタログデータを超える話を聞けば、半分にも満たない周波数でカウント出来なくなる話を聞くことがあって、原因が気になる。実際に我が家で起きている事例をひとつ。TC74HC390をHD74HC390に交換したところ上限が下がった。データシートを見るとTCは80MHzを超えているがHDは30MHz前後になっていた。HCとAC程の差があるようだ。が、これと逆のことも起きてHD74HC390をTC74HC390に交換したところ上限が下がる現象に見舞われたことが有る。ロットの問題などが大きいのかも知れないが、実際に動かして検証してみないと分からないことも多い。

 物理的な実装の問題、電源の質の問題等考えられることは沢山有ると思うが、ここではプリスケーラーの専用品には無いロジックを使った場合のバイアスについて再確認。入力電圧がVccの0.7倍に達しないとHにならないし、Vccの0.3倍以下にならないとLにならないのだから、Vcc5Vの時に1.5V〜3.5VまでVp-pで2V必要という計算になる。1/2Vccになるようにバイアスして2.0Vp-p(0.7Vrms)以上振らないと動作しないと理解している。古くから携わっている方が「1/2にバイアスして1V(おそらくrms)も入力すれば」と仰るのが理解できる。そこまでしても入力電圧が不足する場合なら増幅するなりインピーダンス変換するなり何らかの方法で対策が必要。

 電源電圧を上げて使うと上限も上がるという説を耳にすることもあるが、電源電圧を上げて使う場合や下げて使う場合、閾値(しきい値)が変わることは最低限頭に置いておきたい。

2019年11月26日火曜日

高周波電圧計を作る。② 方針変更


【回路図 修正1】2019.11.3追記
 50uAと2mAの2パターンの回路。

 本体の入力インピーダンス(分圧抵抗の合計)が10MΩの直流電圧計に方針を変更した。抵抗値さえ間違わなければ、電流計を電圧で使う変換(調整)の他は調整しなくても正確な電圧計になる。はず。(これで電源も含めて2回路のロータリースイッチで間に合う予定。電卓と格闘した甲斐があった)

 また、メーター上の目盛りを交流(高周波)電圧でもそのまま読めるようにするためには、RFプローブ内に4.142MΩを設置すれば、合計で14.142MΩになるので、メーター上に実効値(√2)で表示され、目盛りがそのまま活かせると目論んでいる。

 TC75S54の入力バイアス電流がpA(ピコアンペア)と言う単位なので、単純に入力インピーダンスがTΩ(テラΩ)と…中略…分圧抵抗の電流がTC75S54Fのバイアス電流の1000倍以上になるようにすれば誤差1%以下を達成可能と想定して、GΩ(ギガΩ)とか…中略…以上のことから…以下省略。
 私のテリトリーで実際に入手可能な抵抗器は100MΩ程度のようなので、計算しやすい100MΩ(141.42MΩ)若しくは10MΩ(14.142MΩ)が現実的だと思うが、調べてみたところ141.42MΩだと部品代が結構な金額になるため、14.142MΩの方針で準備を始めた。

【微弱な高周波電圧】
 当初ダイオードのVF以下の電圧は測れないと思っていたが、思い返すとゲルマニウムラジオは回路のインピーダンスが高いほうが感度が良いのだし、今考えると直接関係あるか???だが、以前OMに「ダイオードのVFは対数なんだよ」と言われたことが頭から離れず、内部抵抗を極端に高くして電流が流れないようにすれば、”或いは”プローブにアンプが無くても微小な電圧を測れるかも知れないので、RFプローブにアンプ内蔵は見合わせる。
 今回は抵抗値を計算で求めOPAMPも1倍(ボルテージフォロウ)で使い、微調整はOPAMPとメーターの間の可変抵抗だけという構造にするため、倍率が確定出来ないRFアンプでは(RFアンプ由来の周波数特性も含め)とても都合が悪い。先ずは”或いは”の仮説が正しいか実験し、入力側は弄りたくないので必要が有ればOPAMPとメーターの間で考えることにする。また、直線性などの問題はダイオードに起因することが殆どと思われるので別の機会にする。(候補は複数ある)


【誤差について】
 表示するのはアナログメーターのため1%の誤差があっても針の太さ程度だということ。校正に使うのがテスターだということ。なのであまり精度を上げても読める目盛りがない。手に入る金属皮膜抵抗は1%なので十分だと思われる。
 本体側は丁度10MΩにできそうだし、プローブ側の4.142MΩは3.3M+820k+22kΩの組み合わせでどうだろう。


【ロータリースイッチ ノンショート】
 レンジ切り替えと電源の2回路で足りることになったので手頃なスイッチを使えることになった。ストッパーの位置で接点数を切り替えられるようなので、今回2台とも同じスイッチを採用することができるのでありがたい。


【ロータリースイッチ ショートタイプ】
 ノンショートのロータリースイッチが絶対にダメと言うことではない。1回路を電源と連動していれば大丈夫だと思うが、OPAMPを通電したままレンジ切り替えをするとメーターが振りきることがあった。メーターや回路の保護を考えればショートタイプが安心。

【プローブ】
 テスター棒の先が手に入れば便利だが、手元にはジャンク箱から出ていた1本が最後。今や先の外れるモノは入手困難のようなので、別な手を考えねばならない。現状ではアンプの必要がないので、出来れば小さく作りたい。


以前娘がプローブ作ろうとした時は「有るもので作らなきゃ」などと言って聞かせΦ3mmのUEWで作らせた。これはこれで便利。


 ホームセンターで購入したΦ3mmの銅の棒の先を削り、残りは絶縁のために電工ドライバーのようにチューブで覆う。色を変えれば種類の違うプローブと見分けもつくので良さそう。



【ダイオード】
 今回一番の課題になると思うが、ショットキーでリード付きのRB721Q40や1SS108の他チップの1SS154や等を予定しているが、ゲルマニウムダイオードは候補にない。経験からRB721は1SS108より少々劣るが実用範囲。HN2S01FUは超高感度だが10V以下で頭打ちになるので10Vを超えるレンジがあると都合が悪い。10Vあれば足りるだろうと仰っていた方も居られたが、たとえ1Wでもインピーダンスが1KΩだと30Vを超えるので正直なところ25Vでも足りるのか”?”だと思う。分圧の値を変更するのは簡単だが、ダイオードの耐圧とレンジの問題もあるので、分圧してからダイオードで整流するプローブも考えに入れておいたほうが良さそう。続きは別の機会に。

【ケーブル、コネクタ類】
 プローブに電源が不要なら普段使いのRG174を使う。適合するRFコネクタは持っていないが、このケーブルにはRCAやモノラルミニプラグが一番。




【直流電圧計として校正】
 先ずDCの電圧計として本体を校正する。一番信頼のおけるテスターで測った電圧と同じになるようOPAMPとメーターの間の可変抵抗で校正する。各レンジとも確認して狂っていれば分圧抵抗が間違っていることになる。



【1号本体部半完成】2mAメーター
 内部抵抗約100MΩ。レンジはOFF/0.05/0.25/1/5/25Vとした。





【2号 50uA用回路図】
 出来上がったら譲って欲しいとのお話があり、市販の金皮の温度特性の悪さに項垂れてばかりではいられない。改めて手持ちの抵抗器で温度特性が良い物を探したところ、4.7MΩの金皮が直接火で炙らない限り使えそう。温度特性は+/-100ppm程ではないと思うが、抵抗器を1種類に絞れば温度による分圧の比率は変わらないことと、当初入力インピーダンスを10MΩで考えていたが、100MΩとすれば自信の発熱も少なくなるので良しとしたい。


 次にダイオードの特性を確認して選定・選別する。






つづく。

高周波電圧計を作る。① 予備実験
高周波電圧計を作る。② 方針変更
高周波電圧計を作る。③ 更に入力インピーダンスを高く…。
金属皮膜抵抗 抵抗値の測定 温度特性
検波用ダイオード 高効率。

2019年11月25日月曜日

低輝度過ぎて出番のないLED

≒1mA
【役立つものに】
 エネループを太陽電池で充電していることもあり、工作したモノは電池を使う事も多く、中でも簡易測定器類は雑音を嫌って電源にエネループか006Pを使う事が多い。
 電池を沢山使うのは構わないが、電源の切り忘れは致命的だというのに、メーター類が無いモノは電源を切り忘れることが多かった。そこで、使う当てのないLEDをインジケーターとして内蔵させた。
 光っているのが分かる程度の明るさで十分なので、Φ1mmの穴を開けて後ろにLEDを接着。今時のLEDは明るいので眩しくて邪魔な「電源ランプ」が多いが、この程度なら…以下省略。

2019年11月13日水曜日

M51121P


【頂き物のデータシート】
 テープレコーダー用に開発されたデバイスなので、もう半世紀近く経っていても可笑しくない。データシートなんて見つかるはずがないと思っていたが…。
 以前オークションで取引した方から頂いた資料があるが、最大規格等が伏せられていて、このままで使えないこともないが…、

 先ほど自作仲間からの情報で、SANYOの古いテープレコーダーのサービスマニュアルをWebで見つけてメールに添付して下さった。中にM51121Pが使われている。

【ブロック図 TRC7600 サービスマニュアルより抜粋】

【SANYO TRC7600 サービスマニュアルより抜粋】





2019年11月9日土曜日

Kicad で MC3371 FM IF SYSTEM

【MC3371】
 MC3357を始めとするシリーズのマニュアルにあるスケルチ回路は巧妙にできているようで、同じように作っても思ったように動作してくれない事も多かった。
 一方TR7200などに使われた回路は、私にとって直感的にわかりやすく、真似て作ったものは長期に渡って安定した動作をしてくれた。

 MC3371のマニュアルを見ると、pin12の電圧が0.9Vを下回るとpin14がGNDに落ちるようなことが書かれている。その辺りも考慮した上で実績のあるスケルチ回路とサブスケルチに、AM検波器などを加えた回路図をKicadで描いてみた。
 



 差し当たりAMは不要なのでFMだけで再構成した。ついでに電源ラインも高周波的にGNDになるようにしたところジャンパー無しにすることが出来た。
 そろそろ集中力が切れそうだと思い、AMは端折って、ネジ穴は端折って…と、無理やり仕上げたので、完成までは程遠いが、取り敢えず印刷したものが見れて少し癒やされた感じがする。
画面上ではズームしながら作業するので、大きさがピンとこなかったが、実際印刷してみると思いの外小さかった。塗りつぶしをやるなら、もう少し間隔を広く取らないと…。
 もっと勘が掴めればうまく出来上がるようになるだろう。
【現物合わせ】
 印刷したパターン上にMC3371をのせてみたところ。これは使えるのではないだろうか…。
 便利な時代になったものだ。パソコンを使い始めた頃に画面にモノサシをあてがって寸法をみようとしたら、「MACじゃないから無理」と言われたことを思い出す。




2019年11月6日水曜日

消磁


 ピンセットが磁化するとチップ部品を扱うときに非常に不便なので時々消磁する。
 自作仲間でトランスをバラして消磁器を作った方が居られるが、あれは怖い。塩ビパイプにコイルを巻いて数ボルトのACを与える程度なら…とも考えるが、随分前に100円ショップで買った着磁器で十分。

2019年11月5日火曜日

コア

【FT240 #61 #63 #77 #43】

#43 u=1240   #77 u=3130
#61 u=173   #63 u=53
【型番不明】隣がFB-801
外形3mm 内径1.3mm 長さ3mm
1.2GHz以上のミキサーに使っていたメガネコアが尽きたので、今後はこれを使ってみる。

参考:FB101 Φ3mm L=3.5mm AL≒600
     FB801 Φ7.5mm L=7.5mm AL≒1500
【Fair-Rate 5975000101】
外径6mm 内径3mm 厚さ1.6mm
AL=975n

【型番不明】
外形10mm 内径5mm 厚さ2.5mm



【型番不明】
外径8mm 内径4mm 厚さ3.5mm

【型番不明】
外径8mm 内径4mm 厚さ3.5mm


【型番不明】
外形10.5mm 内径4.7mm 厚さ4.6mm

・SDR用コンバーターのミキサーに使用してみたが、〜30MHzの使用に問題なし。

【TDK HF70 T8X4X4】
外形8mm 内径8mm 厚さ4mm
初透磁率1500µi 飽和磁束密度 280[H=1600A/m]


【型番不明】
左 幅32mm 高16mm 長20mm 穴径8mm
中 幅32mm 高16mm 長30mm 穴径8mm
右 外形14mm 内径6.4mm 長30mm

 リニア制作に明け暮れていた頃に入手したが、当時の電源がトレーラーの交換したバッテリー4本直列だったので、充電するのに何日もかかったため、手元に届く前に力尽きてしまった。ダミーロードも手放したので終息する予定。最後に作ったのはMRF150PPとMRF154PP。

2019年11月2日土曜日

BSch3VからKicadへ

【Kicad5】
 数年前に雑誌に掲載された頃にインストールはしたものの、不慣れなこともあって一切使っていなかったが、今後のことを考えるとWindows専用のソフトウエアからは切り替えようと一念発起。
 幸いなことに未だ探究心はあるので、Kicadの延長上にあるプリント基板作りへの足掛かりになればという思いもある。
 Kicad4はロケールの日本化がうまく出来なかったが、Kicad5はインストール時のコマンドで完了したようだ。PCとRaspberrypi共に環境を整えていく。

 日本語が使えないのが非常に不便。

 差し当たりTK14590VとTS75S54Fのシンボル作成と両者を使って回路図を作ってみた。まだまだ先は長い。

 以前Kicad4がインストールされていたためなのか、インストール直後のライブラリーの設定と実際のファイル名が違うというトラブルに見舞われ、シンボルやフットプリントが一切使えないので全て自分で作るところから始まった。ライブラリーの設定に登録されていた数よりもファイルの数が多いので、Kicad4の設定のままだったと推測。手動で修正。

2019年10月28日月曜日

TK14590V Vcc1.2V FMIFsystem にてCWを受信する。③


【フリスクに入れる案】
 正直なところ実用範囲に入るのかはわからないが、フリスクでJJYを…。という夢物語。
 C-MOS OP-AMPのTC75S54F(Vcc1.8〜7V)で高周波電圧計作成の予備実験をしていて思いついたこと。

【Mini-Whipなら?】
 本家の初段がソースフォロアなので、Gain=1と仮定して…、以下省略。
 長波で使いたいのだからOP-AMPで良いだろうと、TC75S54F(C-MOS Vcc1.8〜7V)を採用し、電波時計の真似をして出力に40KHzの水晶を入れてフィルターにしてみようと思う。TK14590はストレート構成にして内部の局発をBFOにすれば周辺回路も随分簡単になりそう。