試してみたいと思っていたことがあるので丁度いい。日本語で言うところの「逓倍混合器」をやってみる。ハーモニックミキサとかサブハーモニックミキサともいうようだ。
共振器はヘリカル・銅板・銅管・ストリップライン等様々なタイプがあるが、作成時に都合の良い方法で。
当初は図のようにしようかと思っていたが、Diにバイアスをかけようとすると難があるので諦めた。
1SS99に100円も出すならば、有名店で潤沢な2SC3110(4.5GHz)は20個200円で購入が出来る。20個あればトランスバーターは出来上がってしまう。
周波数構成
GPSモジュールのpps出力が半端な周波数でも問題ないのならば、
1/1024 0.971…MHz
1/512 1.943…MHz
1/256 3.8867…MHz
1/128 7.7734…MHz
1/64 15.546…MHz
等をを出力させ、左図の構成で実験(冒険)する予定。GPSがあれば安定度の高いトランスバーターが出来る。
周波数構成が宜しくない…。
バンドプラン上2424.0〜2424.5が狭帯域、2427〜2450MHzが全電波形式にあたるので、2424〜2434MHzに変換したほうが都合が良い。433.00が2427.00になる。
1/1024 0.9736…MHz
1/512 1.9472…MHz
1/256 3.8945…MHz
1/128 7.7890…MHz
デバイス
■VCO
ジャンクのVCOを使うつもりでいたけれど、汎用部品ではないと言われそうなので却下。無難なストリップラインかLCで。
以前2Ghzを直接発振させた時に発振周波数が上がらなくて苦労したことがあった。トランジスタの容量が原因だった。逓倍混合なら発振周波数は半分で済むので、スキルの面でも安心。
手持ちのショットキーDiのRB721Q-40は、端子間容量が1〜2pFある。逆接続してバリキャップのように使えば0.5~1pFになるので今回のVCOに使えるんじゃないかな?
固定周波数だから可変範囲が狭いほうがいいのでLを小さくしてでも、Diに固定コンデンサかトリマーと並列になるようにする。
■分周器
秋葉原でuPB1507が手に入る。分周比が1/64 1/128 1/256の3種類の設定が出来る。
■位相比較器
EXORを使おうかとも思ったが、使い慣れたHC4046が一番安心。金額もずいぶん安くなった。
■トランジスタ。
2SC2558 FHX05LG FHX35LGは使い尽くした。2SC2367が少々、MGF1402が数本残っていたはず。1.2GHzでは何とか使えた2SC1251は全く役に立たないだろう。2367のパラで数100mW位は出るだろうから、あとはアンテナ直下でどうにかする方が賢いと思う。
2SC1251をベース接地で使ったら2.4GHzで使えるだろうか…?
2.4GHz トランスバーター ① 構想
2.4GHz トランスバーター ② 構想・逓倍混合のTr化 平衡化 メモ
2.4GHz 局発。まるで独りコンペ。
FT-790 完全2.4GHz化 再改造
QRP 2.4GHz計画 周波数安定度向上の緒を探る
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