2018年2月24日土曜日

TK14590V Vcc1.2V FMIFsystem スケルチ機能を追加してFMで使う。

手持ちのMC3357が尽きる。


【TK14590に代替えする準備】
 偶然入手したTK14590はまだ潤沢にあるので、本格的に切り替える準備が必要になった。しかし、音声通信用に作られたものではないようなので、スケルチ機能が内蔵されていないため対策を考えねばならない。

 ところで、FMの受信時に無信号の際発生するホワイトノイズはIC内のリミッターアンプで発生したものだろう。今でこそアクティブな検波器が用いられるようになったが、ワイズやレシオようなパッシブな検波器でも”あのノイズ”は発生していた。それならホワイトノイズの取り出すポイントはリミッターアンプ(検波器より手前)でも可能ということになり、復調した音声信号と分ける必要がない分部品点数を減らすことが…以下省略。

 そこで疑問が1つ生まれる。リミッターアンプと検波器の間に可聴領域を阻止するHPFを挟んだら、”復調後にホワイトノイズは現れない”ということは起きるのだろうか?





【TR7200のスケルチ回路】
 L18(1mH)とC63(0.022)の直列共振回路、L19(1mH)とC64(0.022)の並列共振回路の周波数はおよそ34kHz。
 検波出力からこの帯域のノイズを検出してAFAMPのバイアスを信号ごとGNDに落とす仕組みとみた。


【伝統的な…】
 手持ちの部品を確認しながら進めたところ、あらかたTR-7200の回路の真似になってしまった。
1mH 223 33.932 kHz
1mH 243 32.487 kHz
1mH 273 30.629 kHz





【第2案】
 復調前に取り出せれば音声信号に影響を受けることがないので、もう少し簡素化出来そうに思う。音声信号は存在しないので、ホワイトノイズ用の共振回路はRCのLPFにしても影響が出ない。はず。
 













【デュスクリミネーター】
 TK14590のデータシートではセラミックディスクリミネーターを使うようになっているが、手持ちにはないのでLCでやる。秋葉原で購入したコイルがあるので使ってみる。幸い手持ちの利久電器のセラミックコンデンサ(±60ppm/℃)がトランスの凹みに収まった。

455kHzにする組み合わせ
330pF→黄(220〜580uH)
470pF→赤(125〜250uH)


赤コイルがあったので、測ってみた。
TYP=240uH
MAX=360uH

これも使えそう。


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