2019年7月29日月曜日

アクティブ・ミキサーのバイアス:古いノートにあったメモ

【メモの内容】
 ノートを眺めていて、ある時期に限ってミキサーにバイアス回路が無いことに気がついた。何か意図があってのことなのかわからない。
 市販機の回路図を眺めてみてもバイアスのないアクティブミキサーは見つけることが出来なかった。

・バイアスの有無
 増幅段のバイアスの有無に限って考えると、バイアスが無い方が高調波が多かった。そこにだけ注目すると、ミキサーもバイアスが無い方が変換効率が上がる事があるだろうか…。これは非常に興味深い。


2019年7月21日日曜日

ロータリーエンコーダーのホイールで低ジッタ発振器に…:古いノートにあったメモ

 週末にお茶に誘われ遅れて参上したところ、ジッタやら1/fゆらぎの話題で盛り上がっていた。”Jitter”と綴るようなので、「ジッター」と言うのが正解なのかも知れない。

 ジッターという言葉を知っても必要性がわかるまでに随分時間がかかったし、あえて低ジッターの発振器を今から作る必要性を感じているわけでもない。思いついたのでメモ。


 平成になった頃だったか、職場にレーザー加工機があった。フォトインタラプラを使ってロータリーエンコーダーを作ろうとしたことがある。ホイールは作ったが完成には至らなかった。話を聞きながら、あのホイールを思い出してGPS同期発振器に…と思いを巡らせた。


 わざわざ金属加工をしなくても、要は光を遮断すれば良いので印刷という手段がある。あまり小さいとスリットを沢山作れないし質量があったほうが良いと思うので、可能な限り大きく作るとしたら?と思いは膨らむ…ただのオタク。


2019年7月19日金曜日

狭帯域セラミックフィルタ?:古いノートから


【書かれていたもの…。】
 何を思って書いたものかは目下のところ不明。メモにはSBMとフィルタの間にバッファーが書かれていたが差し当たり省略。
 各々の帯域が重なっている部分だけろ過しようという事と、カスケードにして減衰量を確保しようという意図は見て取れるが…。先駆者の方々が手がけたのを見たことがないので、単純に邪道なだけなのか何か宜しくないのか見当もつかない。

【邪道ついでに…。】
 上の回路で”それなりの特性”が得られるのであれば、周波数が違うものをカスケードにするのもアリ…?ここだけに限ればバッファを間に入れる方が現実的と思える。




【2種類のフィルターの組み合わせ】
 当時SSBのフィルターの持ち合わせがないので苦し紛れに書いたメモかと。。。
 2種類のフィルターを組み合わせるとどんな帯域になるのか、手持ちの数種類の組み合わせを描いてみた。

 ここまで理想的にはならないが、そこそこ狭帯域なフィルタが必要という目的は達成できそうな気がする。

2019年7月11日木曜日

ラッチングリレー 駆動回路 ⑦ 根本的な間違い 検証の準備



 これまで手探りで実験を繰り返している中で大きな勘違いをしていることに気づいていた。それによる破損が起きていないことと今のところ何方からも指摘を受けていない事で、ノートの片隅に書いただけになっていた。そろそろ検証したいと思う。



 オムロンのマニュアルにコンデンサを使った回路を発見。



 手元にあるラッチングリレーと数種類のセラミックコンデンサを使って予備実験をしたが、偶然にも私の選んだ”セラミックコンデンサ”でラッチングリレーは動いてしまった。




【古いメモにあった回路】
 以前こんな回路を考えたことがあったようだ。実際に採用しなかったのは、受信時にも消費電流があることだろうと思う。


 (A)の回路を用いたことがあるが、オムロンの回路を参考にすると(B)の回路は自ずと浮かんでくる。
 更に部品点数を減らしたい思いもあって(C)(D)と思い浮かんでいったのだが…。

(B)の段階でとんでもない事を忘れていた。







とんでもない勘違い

 私は実験用電源にコンデンサをつないで充電し、リレーにコンデンサをつなぐことで最低動作電圧の確認をした。しかし、リレー・コンデンサ・電源・スイッチが接続した状態での電圧の確認をしていない。無論テスターなどでは確認できない。
 (B)(C)(D)はフルブリッジなのでリレーにかかる電圧は、理屈では電源とコンデンサに充電された電力がプラスされて”およそ倍”になる。はず。

 電源電圧が5Vの場合、コンデンサが充電してしまえば10Vで動くリレーを駆動できるのかも知れない。(12Vのリレーのカタログ上の最小電圧はクリアしているし、私の実験では3Vでも動いた)
 これまでに実験した結果から、12Vのリレーはそのまま動くものが多そうだし、12V超えのリレーで特に2巻線のモノは接続方法を工夫するだけで、そのまま動作してしまうものも有りそうだと思える。



 そこで疑問に思ったのは、(D)の回路において、駆動しているロジックの最大規格を遥かに超えているのに何故壊れなかったのか。(1年間ほど実験に使った基板は分解して他に流用してしまったが、部品単体は今も動いているので破損に至っていないことは分かっている)
 通電時間が非常に短いことで壊れなかった可能性が一番高いと思っている。そこそこの容量の電解コンデンサを選んでいたら、瞬殺で実験終了となっていた可能性もある。プラスマイナスが逆になるので、電解コンデンサを避けてセラミックコンデンサを選んだと記憶しているが、偶然選んだセラミックコンデンサの容量やリレーコイルの抵抗値等が壊れずに済んだ要因になったのかも知れない。



まだまだ可能性を秘めていそうな気がする。



ラッチングリレー 駆動回路 ① 超小電力量の恩恵にあずかる
ラッチングリレー 駆動回路 ② もっとシンプルに
ラッチングリレー 駆動回路 ③2巻線ラッチングリレーのやんちゃな実験構想
ラッチングリレー 駆動回路 ④ フリップフロップ
ラッチングリレー 駆動回路 ⑤ ラッチが外れてステータスが変わるのを防ぐ
ラッチングリレー 駆動回路 ⑥ ロジックよりも高い電圧のリレーを直接駆動する構想。

まとめページ
ラッチングリレー駆動計画 Latching relay drive circuit

2019年7月3日水曜日

QRP計画 144MHz AM

QRP計画

 自作仲間に「お題」を出す順番が回ってきそうな雰囲気。



 2mバンドのメインチャンネルが144.48MHzから145.00に変更されたのは70年台前半と聞いた覚えが…。当時作られたリグに搭載されたままの144.48MHz以下の水晶は、半世紀もの間使われること無く眠ったままになっていると思う。
 コレを使った144MHzAMトランシーバーを題材にしようと考えている。




予備実験

 シンプルな0.1W以下のハンディとプリアンプ内臓を内蔵した1Wクラスのリニアの組み合わせを思い描いている。


【ロジック+SBM】
 可能な限り無調整に出来るところは無調整にしたい。74VHC244の構造の問題もあって、逓倍を2ステージにしたところうまくいった。TR2200の水晶を使うことも考えてステージ間に48MHzの共振回路を入れた。

【トランジスター】
 乾電池での運用を考えるとSBMでのロスが気になり、低電力変調から大電力変調に変更。ついでに発振逓倍から全てをトランジスタで構成。

【変調トランス】
 mWクラスの変調トランスに手持ちのパッチンコアでは大きすぎるので小さめのを探さなければ。

【Tr+DualGateFET(Eモード)】
 FT-690の真似。変調トランスを使わず終段に変調をかける方法のひとつ。FETのG2に変調をかけてみた。Dモードのデバイスでは変調率が低かった。
 後に気になった…ドレインにも変調をかけたらどうなるのだろう…以下省略。



【RF/1'st MIX】
 小型に作るなら適材だと思う。データシード通りの回路を基本に、AGCを加える構成。

【IF/DET】
 待ち受けにスケルチ無しというのはいただけないので、当初TA7640を使うつもりでいたが、互換品も流通していないようだし、手持ちが1個となったので保守用に残すことにして計画を変更。
 LA1600がまだ手に入るもよう。幸いなことに消費電力も少なめで6pinからVagcを取れるのでメーター回路とスケルチに…。
【IF/DET 回路】
 ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)専用ラジオから外した水晶を再利用して作ろうとした受信機の回路図が残っていた。部品点数が少ないことから今回の計画に最良な選択と思えるので、これを基本に周辺回路を加えていく。放送の受信ではないので検波出力に2~2.5KHzのLPFを入れる。

【1'st IF Filter】
 一番入手しやすいFM放送用を使う。

【2'nd IF Filter】
 手元にある455KHzのは帯域が少々広いので、450KHzで4〜5KHz帯域の物を使う。