2018年4月24日火曜日

ラッチングリレー 駆動回路 ⑥ ロジックよりも高い電圧用のリレーを直接駆動する構想。



現在3種類のラッチングリレーを入手している。

左 NRSLD-3V 高感度 1巻1c
中 DS2E-SL2-12V 高感度2巻2c
右 DS1E-ML2-DC6V 標準2巻1c



2巻線標準型ラッチングリレーの規格
コイル電圧 定格励磁電流 コイル抵抗
DC6V(DS1E-ML2-DC6V 標準) 60mA 100Ω
DC12V(DS2E-SL2-12V 高感度) 15mA 800Ω
DC24V 7.5mA 3200Ω



以前DS1E-ML2-DC6Vのコイルを直列接続して3Vでも動作することを確認できた。実質12Vのリレーを3Vで駆動できたことになる。

既に答えは出ていたとも思うのだが…。
2巻線ならでは…ということになる。

今度はリレーのコイルを並列に接続する。12V〜24Vクラスのリレーになると消費電流も少なくなるので、並列接続のほうが有利な場合もある。

5Vで駆動した場合、カタログデータから12Vのは13mA×2、24Vのが3mA×2ほどと計算できるので、ロジックで直接駆動できる範囲だと思う。
正直なところ24Vの物が動くのか分からないが、12Vのリレーが3Vで動いたのだから可能性は…。
微妙に消費電流がロジックの出力電流規格を上回りそうだったら、2つのコイルを別々に駆動する手もある。コイルの接続方向に注意。
受信機のBPFの切り替えに使おうと思っている回路をDiスイッチをやめて12Vのリレーで駆動するように考えてみる。



74xx4051でVEEを-7V位にすればVCC-VEE間が12Vになるので、これまでの経緯から48Vのリレーも駆動できるかも知れない。

VEEが必要になるのは都合が悪くなるケースのほうが多いと思うが、そうでないこともあるだろうからメモとして残す。

もう少しで消費電流が1mA/msを割り込むかな?
VEEを作らなくてもTC4S69/TC4SU69なら電源電圧が20Vまで扱えて、Ioが+12mAと−9mAという規格になっている。

電源電圧12Vでコイルを並列接続したリレーを駆動すれば、これまでの実験や構想から24Vや48Vのリレーを駆動することも可能だと考えている。



ラッチングリレー 駆動回路 ① 超小電力量の恩恵にあずかる
ラッチングリレー 駆動回路 ② もっとシンプルに
ラッチングリレー 駆動回路 ③2巻線ラッチングリレーのやんちゃな実験構想
ラッチングリレー 駆動回路 ④ フリップフロップ
ラッチングリレー 駆動回路 ⑤ ラッチが外れてステータスが変わるのを防ぐ
ラッチングリレー 駆動回路 ⑥ ロジックよりも高い電圧のリレーを直接駆動する構想。

まとめページ
ラッチングリレー駆動計画 Latching relay drive circuit

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