2020年3月7日土曜日

UHFのデバイス探し:2SC1251


 2SC2558枯渇のためUHFで使えるデバイスの確保が難しい。2SC3357や2SC4703も優秀だが終段としては物足りない。1W級の終段とアンテナ直下に使えそうなものを探している。

【データシートから】
 2SC1251は簡易業務機によく使われていたトランジスタと形が似ているが本来は受信用のデバイスのよう。1.2GHzでは4dBほど得られそうなので2〜3ステージで1Wまで得られそうだが2GHzでは絶望的。
【実験】
 2SC1251はBCEのどの端子も固定用(放熱用?)のネジと接続されていないのでベース接地で使うことが出来る。エミッタ接地ほどゲインが取れない印象はあるが致し方ない。Vceoは25Vのようだが12V以上で使ったことがないので12〜Vceo〜壊れるまで試してみる。2.4GHzで使えたとしても1〜2dB程度しかゲインが無ければ実用に耐えないので素直に他のを探すべきだろう。(そのうち使うだろうと思ってMGF0904 MGF0905は買った記憶があるので、家中探せば出てくる。はず。)2SC1251は複数持っているので、少しでもゲインが若干取れたならMGF0904→2SC1251のようにして、酷な話だが雷対策ということにして壊れる時は真っ先に2SC1251に壊れてもらうという使い方はアリだと思う。

 高周波でベース接地と言うのは未発展だった頃に流行ったと本に書いてあった。また、パーソナル無線のブースターに使われていたものを見た記憶がある。


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