我が家の装備では40kHzのJJYはショボショボ。60kHzのは殆ど聞こえない。ガンガンSを振らせてみたい。しかし、アパマンには大口径のループはキツイ。
都合の良い素材を見つけたので、無計画に行動開始!太さは、Φ60mm位から数種類あったが、一番太いΦ86mmのものを選択。当初Φ0.6mmのUEWを巻こうかと考えていたが、500mmの幅いっぱい巻いたら800tにも達してしまう。200m以上のUEWを使うのは流石に躊躇した。そこで、ポチっては見たものの結局使わず仕舞いの潤工社2コヨリETFE電線を巻けるだけ巻いてみた。何tかは数える気にもならない。
ボビンの材質は紙なので屋外設置には湿気対策が必要になるだろう。両端にフックをつけた塩ビパイプに入れて、スリングラダーのようにして軒下にぶら下げて使うことを思い描いている。何と言っても廃材利用なのでコストがかかっていないのがありがたい。ただし、コアを使っていないから巻き数は増える。線材にかかる費用は嵩むと思われる。
さて、ひとつのパーツとなった所で素性を明らかにしなくては。
「2コヨリ」なので、俗に言うバイファイラーということになる。直列接続でテスターで測ってみると、およそ4.14mH。
発振させてみる。
巻線を直列接続し、同調コンデンサ無しで測ってみる。自己共振周波数68.12kHz
浮遊容量が1300pF位あるようだ。
次に、コイルの巻線は直列で6800pFのスチロールコンデンサとで測る。(容量に特に意味はない)
27.36kHz
浮遊容量無しでの計算だと、およそ30kHz。
2本の巻線を並列接続で6.8nFのスチロールコンデンサを加えてみる。59.2kHz
巻線を少し解いて2次側を巻いてみた。
1次側に3.3nFのフイルムコンデンサーを付けて発振させてみたら39.3kHzと出たので、2次側をRIGにつないでJJYを受信してみる。卓上でSが振れたのでびっくりした。屋外設置のシールドループでSは振らない。これは凄い。
今日はここまで。今後は、家中のジャンク箱からコアを集めて中に入れてみる。山水のチューナーのようにシールドをしてみるのも試してみたい。アルミのパイプに入れて、両側は開放だったはず。
プリセレクタかプリアンプが欲しくなったのだが、どうせなら差動にして…あまり高くないQが少しでも下がらないように高インピーダンスで受けて…、めっきり使わなくなったJ310を使ってみようかなどと考えているのだが、今ひとつまとまらない。